子どもの仕事

人間の成長に欠かせない特有の発達をする3歳児から5歳児。いろんなものに関心を持ち興味があることを自分でやってみようとします。
自分で選んだ遊びに夢中になり何度も納得できるまで繰り返す。この集中が成長のカギです。
自分の手でやり遂げたとき、深い満足感とやさしい穏やかな気持ちが生まれます。
この「子どもの仕事」を大切にしています。

豊富な教具

ひとつひとつ目的を持って作られた教具。日常の基本動作から感覚教育、算数教育、言語教育、文化教育まで、子どもの興味と感心、発達の段階に合わせてステップアップできるように工夫されています。教具を自分で自由に選んで「子どもの仕事」に取り組めるようにしています。

縦横自由教育

異年齢の子ども達が同じ環境の中で一緒に生活をする。
年下の子どもにとって、年上の子どもの中に自らが発達していく具体的な姿を見ることが出来ます。年上の子どもにとって、年下の子どもの中に自分がたどってきた姿を見つけ、過去に年長児に面倒をみてもらった温かな心地よさを思い出し、積極的に年下の子どもを援助し自らの力を確認し、自信(自己有能感)へと繋がります。これが『縦割り教育』です。
音楽や体育等は同年齢活動で行います。この様に縦割りや同年齢活動を行う事で、優しい気づかいや協調性が自然に身につきます。
この『縦横自由教育』を約30年前から実践しています。

しもさかべの食育 ~Buona Tavola~

食事のマナーや食前の手洗いやうがい、歯磨きの大切さなど、食事の際に気を付けることを分かりやすく子どもたちに指導しています。また、野菜の栽培方法や食材の栄養素についても学ぶ時間を設け「食べる」ことは「命を頂いている」事だと理解できるように説明しています。しもさかべ幼稚園には給食室があり、毎日のお昼ごはんはここで作られ園児たちに温かいまま提供しています。
給食室の名前はヴォーナ・ターボラ。「美味しい食卓」という意味です。

頭も体も成長する運動

幼児期にのびのび思いきり身体を動かして遊ぶことで運動能力だけでなく身体の様々な機能の発達が促されます。身体をたくさん動かすと呼吸が早くなります。呼吸が早くなると脳が酸素を多く取り入れます。また、運動をすると自然にお腹が空き、ごはんを美味しく頂けます。脳に必要な栄養素、酸素とブドウ糖を多く取り入れることによって、読み書きも計算も集中して出来るようになり脳も身体も成長するのです。